(お隣にイギリス人一家が越してきてから数日後、仕事の気分転換がてらに庭に出てみると小さな影が動いていることに気づいた)
(あれは…カークランドさんの男の子…?)
(どうやら一人でお屋敷の庭で遊んでいるようだ)
(旦那さんはお仕事なんだろうが、奥さんや他の兄弟の姿は見えない)
(声をかけてみようかな…?)
「…こんにちは。」
…!!
あ…こ、こんにちは…。
(突然話しかけられて驚いたのか、その男の子は一瞬体を強張らせ、柵の向こう側にいるあなたの方を振り向いた)
「一人で遊んでるの?お母さんやお兄ちゃんは?」
…かあさんはいえのことしてる…にいさんたちはみんながっこう…。
おれ、まだがっこういけないから…。
(男の子がしゅんと視線を足元に落とす)
(…もしかして寂しいのかな?こんなに小さい子が一人でいるのはきっと退屈だろうし…。)
「ねえねえ、私と一緒に遊ばない?私、ちょうど誰かと遊びたいと思ってたんだ。」
えっ…おれと…?
いいのか…?
(大きな緑色の瞳をぱちくりとさせ、男の子はぱっと顔を上げた。その目はどこか期待に満ちたようにキラキラとしている)
(あなたがにっこりと笑って頷くと、男の子は屋敷の庭から駆け出してあなたの家の庭に入ってきた)
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名前:アーサー・カークランド
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友情の証に謎の食べ物を貰う
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