(その後、Rに何度も口説かれたりデートをするようになり、段々と親密な仲になっていく)


(気付けば自然とお付き合いするようになっており、一年後にはあなたは彼と婚約することとなった)


(あなたはRと一緒に住むことになり、とても幸せな毎日を送っている)

(Rの影響であなたはすっかり毎日の礼拝が日課となっていた)

(今日も礼拝後のデートで、カフェでお茶をしていると、Rがあなたを真剣な瞳でまっすぐ見つめてきた)


そういえばさ。

○○と出会って少しした頃…
最初は可愛い女の子だなって思ってたんだけど、少し経ってから変な悪魔に付きまとわれてただろ?

ちょっと前まであの嫌な雰囲気が少し残ってたんだけどな?最近その気配が消えたんだよ。
不思議だよな、すげーしつこそうだったのに。

もしかしたら、毎日一緒に祈りを捧げてるからかもな。
こんな地上に降りてきた天使みたいな○○に祈られたら、神様だって手を差し伸べたくあるものなのかもしれない。俺が神様だったら絶対○○を助けたくなるし…。


(Rの言葉に小さく心臓が跳ねる)

(そういえば、最近あの悪魔の存在を忘れてしまっていたが…)




(…あなたは悪魔と契約をしていた)

(それも、Rと結ばれるための悪魔の契約)


(でも、Rは悪魔の気配がしないと言っているし…)


(少し不安な気持ちを抱き、あなたは契約時に傷つけた自分の指先を盗み見た)


(そこには……









傷跡の一つも残っていなかった)



(見慣れていたせいか、指先に傷があることが当たり前になっていた。しかし、その傷跡はいつの間にか消えてなくなっていたのだ)


(…まさか、悪魔の気配と一緒にあの傷跡…契約も消えたのだろうか?)

(一瞬、そんな都合のいい考えがあなたの脳裏を過った)






名前:アーサー・カークランド
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