(それから数年という月日が経った)
(アーサーという悪魔との契約についての記憶も、少しずつ薄れつつある)
(時折思い出しては鏡を眺めてみるが、よくわからない)
(確かに数年前と顔が変わっている様子はないが…それはあなたの美意識の高さからくるものなのかもしれないし、たかが数年でわかりやすく顔が変わるということもないだろう)
(あまり契約の効果を実感できないまま、あなたはいつもと変わらない日常を送っていた)
(そして更に二十年余りの年月が経つと…)
(今では鏡を見なくても、自分の容姿が明らかに昔と変わっていないことを実感している)
(職場の同僚や、友人たちとはまるで肌や髪の質感が異なっていることに気付いたのだ)
(姿はもちろん、声や体力も昔と変わない)
(実年齢よりも恐ろしくずっと若いその体に、あなたは喜びを感じていた)
(今日もあなたは自慢の若々しいその姿を鏡で見つめていた)
(そして鏡の前で、思わずとある言葉をこぼす)
「時間が止まればいいのに…。」
(その瞬間、「鏡に映ったあなた顔」が、あなたに向かってにやりと嫌な笑顔を見せた)
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名前:アーサー・カークランド
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友情の証に謎の食べ物を貰う
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