…俺の部下が手荒な真似をしちまって悪かったな。

俺はこの船の船長、アーサーだ。
弱ってるところ申し訳ないが、質問に答えてもらいたい。

…俺の祖国では人魚の歌声は船を沈めると云われている。
お前はどうだ?この船を沈めるか?そのつもりがないのなら首を横に振れ。


(海水に浸けてくれたとは言え、私を無理やり船に乗せた船員たちを仕切っている存在のようだ)

(もし縦に頷いたりでもしたら殺されるかもしれない…そもそも私の歌で船が沈んだことなんてないし…。)

(恐る恐る首を横に振ると、アーサーと名乗った男は軽く頷きあなたの口を縛っていたロープを外す)


ならいい。

さっき部下から聞いたが、ここよりもだいぶ離れた北の海域で捕らわれたらしいな。
できればお前を元の海域に戻してやりたい…って気持ちは山々なんだが、俺には目指している国があるんだ。
だからその国で目的が達成されるまで、この船でお前を保護しようと思ってる。
どうだ?ここで海に放り出されるよりも、少し時間はかかってもここでじっとしていた方がマシだろ?

ああ、安心しろ。
部下たちは船長室…俺の部屋には入らないようにしてる。ここは安全だ。

お前に危害を加えるつもりはない、部下がお前を捕まえたせいだが…悪い話じゃないだろ?

もしこの提案に賛成なら、お前の名前を教えてもらえるか?





名前:アーサー・カークランド
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