(そっとアーサーから体を離し、思い切って海に飛び込む)

(久々に泳ぐ故郷の海に、安堵と喜びで胸がいっぱいになる)


(ぐるりと泳ぎ顔を海面に出すと、船の上からアーサーがこちらを見ていることに気づく)

(その顔は初めて見る様な穏やかな表情をしていた)


…○○。
土産だ、持って帰れ。


(アーサー何か小さな物をあなたにぽいと投げつけてきた)

(慌ててキャッチすると、それはアーサーが指にはめていた指輪だった)


それなら海の中でも錆びたり壊れたりしねぇぞ。

人魚の世界じゃなんの価値もない指輪かもしれねぇけど…お前にやる。







名前:アーサー・カークランド
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