恐怖心を抱かないのではなく、抱きつつも行動する度胸が勇気ということか。

自身の恐怖を理解し、なおかつそれを受け入れ己の信念を貫く。それは決して容易いことではない。

勇気を振り絞るためには、己の心と戦うことになる。

怯えているのは対象そのものではなく、それに対して自らの心の中で形作った相手の虚像だ。

自ら生み出したモノだからこそ、心を大きく蝕む。

しかしそれに目をそらさず直視すれば、恐怖に打ち勝つことと同じであり、振り絞るべき勇気の対象となる。

勇気を振り絞るとき、計りきれない恐怖や苦痛にさいなまれるかもしれない。

だがそれさえも受け入れることにより、覚悟が決まるのだ。


…これだけ言っておいて何だが、無理だけはするんじゃあないぞ。

振り絞った勇気が実は蛮勇だったなんてことになったら、目も当てられんからな。


名前:柱の男

作った石仮面の数380個

よかろうなのだァァァァッ!!

話した言葉:『勇気』とは『怖さ』を知ることッ!『恐怖』を我が物とすることじゃあッ!