あっ…っ!
気がついたんだね…!

よかったぁ…っ


穏乃「大丈夫なのかっ○○!?突然倒れてびっくりしたんだぞ!」

(この子は誰…?
それに他の子たちも心配そうな顔つきで僕をみてくる…
倒れた…?○○…?それが僕の名前…?

とりあえずお礼は言わないと…)

穏乃「『助けていただいてありがとうございます』?ど、どうしたんだよ…急に敬語なんて使って…」

(…?)


憧「な、なんか様子が変じゃない…?」
灼「うん…まるで『初めて会ったか』のような顔してる」

それって…!

ね、ねぇ…○○くん…私たちのこと…わかる?

(フルフル)

…!?

そ、そんな…(ヘタリ)

玄「おねーちゃん!大丈夫!?」

晴絵「なぁ、○○…本当になにも覚えてないんだな?
いつもの冗談じゃなくて…」


(…)

穏乃「…!」


穏乃「わ、わたしは…高鴨 穏乃…よろしくな」


(コクン)

憧「…あたしは新子 憧。○○の2つ下よ」

(コクン)

灼「私は鷺森 灼…○○と同じ麻雀部の部長だよ」

(麻雀部…?)

玄「私は松実 玄だよっ!よろしくね」

(元気な子だけど…泣いてる…?)

私は、松実 宥だよ…


(ズキン!)

(―ッ!この子を見てると頭が痛い…)

晴絵「私は赤土 晴絵だ麻雀部の顧問をしている」

(顧問…先生なんだ…)

○○「よろしくおねがいします(ニコッ」

穏乃「!
う、うん…よろしくなっ!」


憧「…よろしくー♪」

灼「…よろしく」

玄「よろしくねっ!」

…(バタッ)



晴絵「…さて、ここからどうするかなー…」




……。
記憶喪失、阿知賀編