~大晦日・夜~

\デデーン/


すぅ…すぅ……


玄「おねーちゃーん、年越しそばできたから一緒に食べよー」(トコトコ)


玄「あら…?寝てるんだ…」

玄「そういえばおねーちゃんは夜に弱いんだったね…」


玄「うーん…でも、冷めちゃうし…
起こしたほうがいいよね…」



(ゆさゆさ)

玄「おねーちゃん起きて―
おそばできたよー」



んっ……

くぅ…くぅ…

玄「起きない…
このままだとおそばが伸びちゃうし年も明けちゃうよ…」




(ヴーヴー)

玄「おねーちゃんの携帯だ…
だれからなのかな…?

でも、勝手に見たら悪いし…」


(ヴーヴー)

玄「……長いなぁ」


玄「相手を見るだけ…見るだけ…」(チラッ)



着信 『○○くん』

玄「あ、○○くんだ…
新年のあいさつとかかな?
電話に出て用件をおねーちゃんに伝えたほうがいいよね…」


玄「……でちゃえっ!」


(ピッ)


玄「もしもし?
○○くん?

…うん、あけましておめでとう!今年もよろしくねっ」



玄「えっとね、それで…いまおねーちゃん寝てるの…
うん…うん…
だから、私が用件を聞いておねーちゃんが起きたときに伝えようか?」


玄「『朝にまた電話する』?
はーい。わかりましたー
それじゃあねーっ」



(ピッ)


玄「……おそば食べよっと」

(ズズー)


\デデーン/

玄「あははははっ
やっぱり面白いなー…♪」





そして朝になり…
初詣イベント2