一「兄さん、透華と衣の分のご飯を運んできたよ」


一「ボクたちの分は……って、もうできてるみたいだね…」


一「それじゃ、食べよ?」



一「…うん、いつ食べても美味しいや」


一「兄さんは顔に似合わず料理が…って
ごめんごめん、からかったわけじゃないよ」



一「ははは…褒めてるんだってば…
機嫌直してよー…」




一「……兄さん、こっち向いて?」



一「えいっ」


(パクッ)



一「よく噛んでね?」


一「…もう、むすっとしながら食べないの
せっかくのご飯が美味しくなくなるよ?」





一「機嫌、直ったかな?」



…それもそうだな
一は俺の妹