露子(あの子…すごく幸せそうね……
それに…○○くん……
『あの時』の頼みごと…覚えていてくれてたんだ…)
玄「それとね、お母さん
お父さんは今日来てないんだ…
お参りに行こうって言ってみたんだけど…仕事があるから忙しいって…」
露子(あら…あの人も相変わらずね…
少し、寂しいけど…あの人は昔からそういう人だったものね……
あの人らしいといえばあの人らしいけど……♪)
玄「それと…おねーちゃんのおもちがまた成長したんだよ…(ボソボソ」
露子(…?
え…?なに…?
おもち…?
今、この子なんて……)
玄「前まではこんな感じだったけど…今はこーんな感じに……」
露子(この子の手の動作……手の位置……
まさか…おもちって…)
玄「やっぱりおねーちゃんはお母さんに似てるねっ♪」
え…?
ど、どうしたの急に?
露子(!?
こ、この子どうしてしまったのかしら…っ?
あの人が育て方を間違えた……?
いや…そんなはずは…
でも……っ)
玄「んーんっ
なんでもないよー♪
…それじゃ、そろそろ帰ろうか?
暗くなってきたしね」
うん……
じゃあ…そろそろ…
またね…お母さん
また今度お参りに来るから……
それじゃ…いこ?○○くん…
玄「またねーお母さーんっ♪」
露子(帰っちゃった……
次会うときは…孫も一緒かしらね?
…ふふっ♪
……それにしても…玄…変わったのね…
どうにか…あの人と連絡をとる手段なんてないのかしら……っ)(オロオロ)
お墓参り3