ほい、ご主人。
バレンタインデーの贈り物だったカ、それを渡しに来たのである
些かご主人は甘党ではない故な、キャットは聡明であるからして気を使うとした結果がこれである!
ふむ、卵焼きなのだな!
甘いものを食べると正反対のものが食べたくなる…ならない?
をピーンと尻尾で感じ取ったのだ!
故にしょっぱいほうである!
これが愛ゆえになせる技と言わないならばなんという?
ま、そこらへんは気にせずいただくといいぞ!
ではそこに座れご主人。
アタシがこの魅力的なキャットハンドで食べさせてやるからナ…
ほい、にく…きゅっ…と!
口を開けるがよい!
む〜〜っと!
ご主人、お味はいかが?
アタシの調理スキルを全て叩き込んだ卵焼きはビーフストロガノフになってしまったので置いてきたが、これも半分ぐらいは叩き込んだものだ!
ではご主人…卵焼きがもう一切れここにある。
後は聡明でないキャットでも察する事が出来る。
箸はご主人の手の中に、スッポリと入り込んでいる。
それでは…報酬をいただこう!
バレンタインキャット2017