あ……♡
貴方様、初めてお話致します。
私ここで芸妓をしてます、おたまと申すものです
芸妓と言いましても、お琴や舞を生業としておりますので…殿方に肌を晒したことはありません。
勘違いなさらないでくださいね?
…コホン、では本題に入らせていただきます
貴方様、私を妻に娶ってはいただけませんか?
突飛な話で驚いてしまうのもわかります。
ですが貴方様を町で一目見てからというもの、何をしている時も貴方様の顔が頭から離れないのてございます。
そのせいで芸妓の仕事も手につかず…気がつけば貴方様を探しに街をふらりふらりと回る日々。
ですので是非とも、責任を取っていただきたく…。
あぁ、金子のことなら問題ありません。私これでも芸妓としては一流でしたので…それなりに蓄えはあります。
一人暮らしですので家事も問題ありません。ええ。
育児は経験ございませんが、きっと上手くやれます。
そしてなにより、貴方を愛して…いるのです
是非に、是非に、おたまを娶ってくださいまし…。
何年たっても後悔はさせませんわ!
結婚しない結婚する