(雷蔵は布団から顔を出さないものの、彼の声は聞こえてきた)

おはよう。
あんたの言葉で目を覚ます覚悟を決めたわ。
やっぱり早寝しなきゃ駄目よね…眠くてしかたないわね。

私…お化粧がまだだから出られないの。
もう起きたから、だから部屋の外にいて頂戴?
スッピンなんて見せられないもの。
起きないとキスするよ