これはエラガバルス帝が実際におこなっていた処刑法だ。
他にも彼は猟奇的な行動を取っていたが…僕は薔薇の処刑を高く評価している。
エラガバルス帝は、自分の招いた客人の上に薔薇の花を山ほど落とした。
その薔薇で窒息死させ、それを楽しんでいたと言うような逸話もある。
まあ、逸話であるから…真偽のほどは分からないが…。
しかし、君も美しいとは思わないか?
美しい少女を美しい薔薇の花で窒息させてしまうのだ。
死んだ少女というものは美しい…美しい薔薇がそれをより引き立てるのだ。
君を処刑する際は、僕の手で処刑をしてあげよう。
美しい貴女は、薔薇の処刑をするに相応しい。
私を処刑するの?
貴方の手で最期を迎えられるなんて、贅沢だね?
薔薇の処刑