そうか…君はそんなに聞きたいのか。
仕方ない…少しだけだからな。


まずは君のその瞳。
漆黒で輝いているように僕には見える。
僕はそんな君の瞳を見ていると、思わず吸い込まれそうになってしまう。

君の髪はとても美しい。
髪は女の命という言葉があるだろう…君の髪はとても美しい。
見とれてしまうほどに。

その声も素敵だ。
君のその声でゼラと呼ばれる度に、僕は君に更に夢中にしなってしまう。
その美しい声で僕の名前を発し、僕だけを見ていて欲しいとも思ってしまう。

それに、君がいることで光クラブは祝福された場所になる。
とても美しい君がいてくれるだけで、メンバー達は幸福なのだ。
僕は君のそのようなところも素敵だと思っている。


光クラブにおいて、僕は自分を一番博識のある人間だと思っている。
デンタクは僕の次くらいだな。
そんな僕の言葉でも、君をどれほど好きなのかは言い表せない。
気持ちを言い表すというのは本当に難しいものだ。
そんな自分自身に語彙力の貧弱さを痛感した…。

先ほど僕は、丸一日は君の好きなところについて語れると豪語した。
それは事実だ。
だが、やはり言葉にすると駄目だな…君への思いが陳腐な言葉になってしまう。


……これくらいにしておこうか。
聞きたい!