～昔～

はぁ？
こんな女がゼラに気に入られてんの？
ゼラってば、本当に頭が狂っちゃったんじゃないのかな。

僕の方がこんな女よりも遥かに美しいはずなのに…テクニックだって上だし。
僕の方がゼラに愛されてなきゃいけない…。
お前なんてゼラのことをなにも知らないくせに！

雷蔵に近づいてなんて言って誘惑したの？
どうせお前みたいな女、男に近づくためならなんでもするんでしょ？
汚らしい…吐き気がするよ。

ゼラに愛されていいのも、ゼラを愛していいのも、僕だけ。
ゼラは僕のもの…お前なんて…お前なんて消えてしまえばいいのに！
きゃははははっ！


～今～

え～、ゼラなんて絶対に嫌だよ。
僕、ゼラみたいな中二病なんかよりも君が大好きっ。
雷蔵にもゼラにも、絶対に君は渡さない…僕だけの物にしたいくらい好き。

どうして僕だけ見てくれないの？
なんて我儘だって言うのは分かってるけど、思っちゃう。

君は雷蔵と僕、どっちが好き？
まあ、僕に決まってるんだろうけどね。





雷蔵「あんたの頼みだから再現させてみたけど…すごいわね。
　　　ジャイボのこの違い…私より、余程女優に向いてるわ」