どうしたの?こんな所で
[声のしたほうを向くと、赤毛で三つ編みのお兄さんが笑顔で近づいてくる]
…ところで君は?
鬼兵隊じゃなさそうだしねぇ…君、誰?
(いや、え、っと…しんすけのところに、帰り、たくて…)
しんすけ?…あぁ、あのサムライの名前かぁ
あいつ子供なんて居たんだ?なんか意外だなぁ
[なにか勘違いをされているようだが、笑顔なのに威圧感のある空気が怖くて何も言うことができない]
まぁいいや、つまり君は迷子ってことかな
俺もあのサムライに用があるんだ あいつの所まで連れて行ってあげるよ
[そう言うと、赤毛のお兄さんは私を抱き上げ、肩に座らせた]
[こんなに細いのに力持ちだなぁ…と思っていると、]
「ねぇ、君はさ」