名前:エリナ・デア=フォーゲルヴァイデ

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ラケル「お姉様、無人神機兵はいかがですか?」

レア「好調よ。大型アラガミでも、原種なら一対一で撃破できたわ。ただ…」

ラケル「ただ?」

レア「外見のせいで、新種のアラガミと間違われるケースが多いのよ」

ラケル「あぁ…」

レア「どうしたものかしらね…」

ラケル「……シプレのように、完全な人型にするのはいかがでしょう?レトロオラクル細胞を使えば、リアルな皮膚を再現できるはずです」

レア「それは…いいかもしれないわね…」

ラケル「そして、神機のようなアーマーを鎧のように装備すれば、外見の問題はクリアできるのでは?」

レア「いいわねラケル。それでいきましょう」

ラケル「レトロオラクル細胞を利用したAIならば、アラガミの討伐だけではなく、アラガミの被害を受けた地区等の救助活動も可能かと思われます。兵…というのは、いささか堅い感じがしませんか?」

レア「…天使、はどうかしら?」

ラケル「素晴らしいわ、お姉様!それでいきましょう。そうだ、名前も付けてあげましょうか。暖かみのある、いい名前を」

レア「じゃあ、横文字の方がいいわね」

ラケル「…被災地やアラガミに突撃し、救助や討伐をする…そんなコンセプトでいきましょう。
突撃…チャージ?…は安直すぎますね…」

レア「アーンヴァル…。突撃のイタリア語「アーンヴァル」はどう?」

ラケル「それです!」

レア「コミュニケーションのために、声も入れましょう」

ラケル「サンプリングは誰にしましょうか?」

レア「恐がらせるような声ではなく、暖かみのある声…若い女性…少女がいいわね…。それでいて堅すぎない程度の声色…」

ラケル「…エリナさんはどうでしょう?」

レア「適任ね。真面目なあの子ならきちんと演じてくれるでしょうし」

ラケル「大体の構想は固まりましたね」

レア「神機天使アーンヴァル…いい響きね…」

ラケル「…「機」というのはまだ堅い感じがしますね…「姫」の訓読みで、「神姫(じんき)」にしませんか?」

レア「神姫…濁点を抜いた方が可愛らしい気がするわね…」

ラケル「ならば、『神姫(しんき)』と名付けましょう。神機から逸脱した機体ですしね。
…そうですわ。アラガミは日々進化しています。ゴッドイーターのように、自分で装備を合成、強化し、カスタマイズして武装するAIはどうでしょう?」

レア「…………武装…」

ラケル「……何か閃きそうなのですか?」

レア「武装神姫…なんて名前はどうかしら?語呂がいいと思うのだけど」

ラケル「……!勇ましさと可憐さが見事に調和していますわ。私は、お姉様の発想に恐怖すら感じます……」

レア「ふふ、気に入ってくれたみたいね」

ラケル「そうですわ、これからも様々なコンセプトの元、アーンヴァルの「天使」の他にも、武装神姫を開発していきましょう」

レア「なら、天使型、悪魔型…という風に、型名によってデザインを決めていくようにしましょうか」

ラケル「そうですわね」

レア「……決まったわね…」

ラケル「神機兵は新たな扉を開きましたね、お姉様」


レア/ラケル「「新型神機兵『武装神姫』、第一號『天使型DEMASアーンヴァル』、ボイスサンプル、エリナ・デア=フォーゲルヴァイデ(CV阿澄佳奈)」」


ラケル「素晴らしいわ……」

レア「ええ、すぐに開発にとりかかりましょう」





…後に武装神姫シリーズは、殺傷能力を持つ兵器をオミットしたフィギュアサイズの機体が製造される

それはアラガミが駆逐され平和になった世界にて、人類のパートナーとして世界中で大流行する事となるが…それはまた別の話である
武装神姫