灰崎「はは、噂にゃ聞いてたが、マジで飼い慣らされた猫に成り下がったみてぇだなぁ?ダイキィ?」





青峰「あ゙?……灰崎」




(放課後デートしてみようと、2人で街中を歩いていたら、何だか怖そうな高校生が話しかけてきた)




灰崎「この子がお前を飼い慣らしてる彼女か?(ククッ)
…結構可愛いじゃん?(ニヤ)

ねぇーねぇー、あんたさぁー…!!!!!!!ぐふっっっ!!!!




(その男の子が私に一歩近づいた瞬間、ドコッと大きい音を立て、大輝がその男の子に向かって回し蹴りをした)




灰崎「痛ってー…、何すんだ、ダイキ」




(地面に尻餅を付いたその男の子は、殺気を帯びた鋭い目で大輝を睨んだ)




青峰「………こいつに近付いてみろ、マジで殺すぞ」




(私を守るかのように、いつの間にか目の前に居る大輝の表情は見えないが、
その声には今までにないくらい殺気が込められているのを感じた)




灰崎「へぇ…、噂通りかなりご執着のようだなぁ、ダイキさんよぉ…………でもよ、俺の性格…知ってんだろ?」




青峰「……………」




灰崎「人のモンって、やたら旨そーに見えるよなぁ……(ククッ)」




(私は何だか怖くなって、大輝の背中に強くしがみついた)






修羅場