極道赤「やぁ、〇〇…………久しぶりだね?会いたかったよ……

久しく〇〇の顔を見ていなかったから寂しかったさ…………皆もとても心配していた




だって〇〇は洛山組にとって特別な女性なのだから……………勿論、僕個人にとっても……ね?(貴女の頬に手を当て)





〇〇は本当に良く頑張ってくれた…………僕は君が誇らしいよ
あの冷酷で野蛮な桐皇組に見事潜入したばかりでなく、奴の……青峰大輝の心まで虜にしてしまったんだ





100歩譲って、君から大輝に結婚を迫ったり、キスをしたりした事は目をつむってやるとして………………本当に何もされてはいないだろうね?(ムム)


















………………………………〇〇?何故そんな悲しそうな顔をするんだ?
物分かりが良いお前ならすでに察しているとは思うが…………もう桐皇組をスパイする必要は無くなった…………いや、出来なくなったと言う表現が正しいか









こら、そんな顔をしなくても良い…………確かにスパイは失敗してしまった訳だが……

















だから……………………………………もう洛山組に戻っておいで?皆も君が帰ってくる事を望んでいる(ニコッ)












何やら狐や黒豹が君をたぶらかして……洛山組がお前を殺すかもしれないと吹き込んだり、駆け落ちしようと迫ったりしたらしいけど…………………








まさか……………僕よりも…敵である大輝を選ぶ訳ないよね?〇〇はとても良い子だもの……






















さあ……………………〇〇(失敗者)、帰ろう?此方に来るんだ……(手を差し出し)」








((その溶けない氷のような眼が、これからの私の末路を物語っているようだった))




〆震えながら手を取る
〆震えながら後退る





〆らくざん組につかまる