((父と腕を組んでバージンロードを歩いているとその先には緊張した顔をしているタキシード姿の大輝が…
ゆっくりと大輝の目の前へと進んでいき、父と大輝がお辞儀をした後
私は父の手から離れ、大輝としっかりと腕を組んでゆっくりと神父の目の前えと進んでいく…
その大輝の横顔は今まで見てきたどんな表情よりも凛としていた))
大輝「おぃ…おい?〇〇?緊張してんのか?ボーッとしてんなよ?(ボソボソ)」
(はっ!ごめんなさい…あ、頭が真っ白に)
神父「私たちは今〜の結婚式をあげようとしています〜…それでは誓約をしていただ…す
大輝さん、あなたはこの女性を健康な時も病の時も
富める時も貧しい時も
良い時も悪い時も
愛し合い敬いなぐさめ助けて変わることなく愛することをここに誓いますか?」
大輝「あぁ、誓います」
神父「〇〇さん、あなたはこの男性を健康な時も病の時も
富める時も貧しい時も
良い時も悪い時も
愛し合い敬いなぐさめ助けて変わることなく愛することを誓いますか?」
(はい、誓います)
神父「ではあなた方は自分自身をお互いに捧げますか」
2人「「はい、捧げます」」
神父「では指輪の交換を…大輝さん、あなたはこの指輪を〇〇さんに対するあなたの愛のしるしとして彼女に与えますか」
大輝「はい、与えます」
神父「〇〇さん、あなたはこの指輪を大輝さんのあなたに対する愛のしるしとして受け取りますか?」
(はい、受け取ります)
神父「では〇〇さん、あなたはこの指輪を大輝さんに対するあなたの愛のしるしとして彼に与えますか?」
(はい、与えます)
神父「大輝さん、あなたはこの指輪を〇〇さんのあなたに対する愛のしるしとして受け取りますか?」
大輝「あぁ…受け取ります」
神父「2人を夫婦として認めます
では大輝さん、〇〇さんのベールをあげてください…誓いのキスを」
((私達は向かい合い、大輝の手がゆっくりとベールをあげた
その目が合った時の大輝の穏やかで綺麗な表情を私は一生忘れないと思う…
私は涙が零れるのを隠すようにそっと目を閉じた
大輝の手がそっと私の肩に置かれ…静かに大輝の顔が近付いて来る気配を感じた………これで私は大輝と夫婦になれるんだ…))
◎ちょっと待ったぁぁ!!