「お前こういうの嫌いじゃなかったか?」

友人は俺が心霊物を嫌っているのを知っている

どうやら俺が怖がる様子を楽しみにしてたようだ

(いや…不気味だよ…。そういえば今日は用事があるし、そろそろ帰ろう)

言葉とは裏腹に、全く恐怖を感じさせない表情で言った

嘘を付く

そんなつもりもなかったのに架空の用事を口に出す

その様子に友人は期待外れだったらしく、不満そうである

そしてまた来た道を戻り、公園へ向かい、家まで送ってもらった

家に着いたら時間も遅く寝る事にする

だが胸は熱くて苦しいままだ

しかし思いのほかすぐに寝る事ができた

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覚えていない懐かしさ7