すると隣に少女がちょこんっと座る

(………)

女の子と話するのは苦手で恥ずかしかった

それでも何か話そうと考えたがパニックだった事もあり何も思い浮かばない

すると隣に座っている少女の口が開いた

少女「もう大丈夫だからね?安心して…」

壁ににもたれかかって腰の横にある自分の手を少女がゆっくりと重ねてくれた

(う、うん…。ありがとう…)

その時に不安は無くなった

しかし何も喋れずに二人は沈黙が続く

でも嫌な沈黙ではなかった

少女が笑顔でいてくれたのもあり、穏やかな雰囲気だった

そうして過ごしていると女性が戻ってくる

>>>
懐古と忘却7