背が高く、腰にかかる長さはある紅の髪をした女性だった

女性「ねぇ君、こんなところでどうしたの?」

泣きじゃくる自分を慰めるように声をかけてくれた

(道に迷って…帰れなく…なった…)

涙でぼやける視界を女性に向けて今の心境を必死に訴える

女性は自分に合わせるようにしゃがみこむ

その時に、女性の後ろから小さな影が見えた

年は同じぐらいだろうか…

少女が心配そうにこちらを覗いている


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懐古と忘却4