「デート、ですか?………///」
顔を真っ赤にしてそう言う早苗。恐らく、早苗は次にこう言うはず。
『「…思ってたのと全然違いますよぉ……もぅ(ぼそ)……///」』
俺はもしかして天才か。いやただの馬鹿か。
好きな人をこれでもかと言うほど知り尽くした俺に死角は無い、と自分でも思う。
しかし喜んでばかりも居られなかった。
何故か、早苗は耳まで真っ赤にしながら俯いてしまい、俺も何て話しかければいいか分からなくなってしまった状態。お互いに何て話しかければ良いかも分からず、つまりは、そういう空気になってしまったのだ。これはしくったか……!?
「あの…それじゃぁ、明日、リードしてくださいね…?///」
と、こちらから会話をどう切り出そうかと考えていた時、早苗が微かな声でそう呟いた。顔が赤すぎて見てるこっちまで恥ずかしくなってしまったが、そう頼まれたからには男として断る訳にいかない。
よし、それじゃあ可愛い早苗のために、家に帰ったらデートプランでも立てておくか!
次の日