「どうしたんですか?そわそわしてますよ…?」
色んな雑念を抱えていたためか、考え事していたのがバレた。早苗は俺の袖を引っ張り、見上げながらそう言ってきた。
俺は思い切って、早苗に今日は俺の家に泊まらないか、と尋ねてみた。
「なっ…!?えっ……!?お泊りですか……!?」
予想外の反応。男の家に泊まるかどうか聞かれたんだから、当たり前の反応と言えば当たり前。だが俺は引かない。ここまで言っておいて今更引けない。それに……
俺の彼女の事を自分で言うのも何だが、いや、むしろ当たり前かもしれないが、早苗は日本一の可愛さだ。いや世界一かもしれない。だから、正直、俺は俺自身と早苗が釣り合うと全く思ってない。
だけど