こうして、姫と王子、それに格闘家と魔王の手下と鮫と魔導師も…魔王と一緒にこの島に暮らすようになったのであった。


魔王「……………」


格闘家「お皿が飛んできたわ!
お腹がすいてるのね、魔王様…
もうちょっと待ってくださいね♡」


王子「魔王かっきー。
さすが姫の兄上様。
ここでの暮らしも、悪くないね」

鮫「おい姫、手紙だ…

なんでオレが郵便配達まで…」

魔導師「仕方ないよ、向こうの町まで行き来できるのは君だけだもの」


(あ…

新しいボンゴレ国王から。


少しずつ国にも活気が戻ってきたみたい…)


手下「何を読んでいる?
まさか…恋文!?」

王子「ラブレター?
姫、浮気かよ」


(違うよ!


…これはこれで…よかったのかもしれないなぁ…

ねぇ、お兄様?)


魔王「フン。
力を取り戻したら、いずれまたオレが国を乗っ取ってやる」

(そんなつもりないくせに…)



北の果てには、魔王の城がある。
魔王と、彼を慕う妹と仲間達の住む、秘密の城が…

~END~
RPG53