その言葉を合図にするように、残る三人も自らの匣にリングの炎を注入した。
この深夜の森に似合いのコウモリと、逆に不似合いな象が姿を現し———あれ?
フラン先輩はどうやら開匣できなかったようだ。
ベル先輩に怒られている。
緊張した戦いの場が、フラン先輩のおかげで一瞬緩和したかのように思えた。
けど、それはほんの一瞬だったのだ。
私が、開匣のポーズがどうのと言い訳をするフラン先輩に気を緩ませたその直後に。
「戦争だぜ。
ヨーイドンで戦うとでも思ってんのか?」
二人の先輩は、体の至るところから血を流して———いや、噴出して、絶命した。
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