瓜二つの、双子の、兄。

まさか、まさか。

「死んだって、今でも思ってるんだろうけど。

オレの姿を見たらどんな顔すんのかねぇ、アイツ」

先輩と同じ顔をして、彼は私に歩み寄る。
先輩の姿が、ダブって見えた気がした。

「教えてやるよ」

グシャッ、と。
頭が潰れるかと思った。

彼の綺麗なブーツの踵が思い切り私の頭を床に叩き付け、そしてそのまま、踵をめり込ませる勢いで踏みにじる。

「アイツは言うなれば準天才。
真の天才は、このオレ。

ジル様だ」


2年17