そのままヴァリアーのアジトに連れられ、事情を説明されて、今に至る。


なんだか色々と衝撃だった。
ここは私達のいた時代から10年後(正確には9年10ヵ月後?)の世界で、ボンゴレがなんと壊滅寸前。
私を含め、色んな人が過去から飛ばされてきてるんだって。
この世界ではマーモンは死んでるっていうし(ぶっちゃけ10年後の私がベルと別れてるって話を聞いた時より数倍ショックだった、泣いた)、他のアルコバレーノも皆死んだって話だ。

なんでタイムスリップが起きてるのか、どうやったら戻れるのか、聞いてはみたものの、ミルフィオーレがどうの日本にいる10代目達がどうのって話でなんだか要領を得ない、よくわからない。
とりあえずはっきりしてるのは、ミルフィオーレのボスである白蘭を倒せば解決するらしい、って事。
私は、帰れる時を待つしかないらしい。

ミルフィオーレとかいう組織のターゲットはボンゴレと関係した者全てに及んでいるらしい。
ベルとスクアーロの救助で命拾いした私はその後も厳重なガードを受ける羽目になってしまった。
特にベルは、過保護なまでに常に私から離れようとしない。
一度危険な目に遭わせた事に、責任を感じているみたいだった。






だから今日もこうして、寝る時も一緒の部屋にいる。
ベルは、何かが起こった時のために気を許さないようにしているのか、それともベッドで無防備に寝ている私が気になるのか知らないけど、あんまりちゃんと寝てない気がする。
少し心配だ。


1年7