日も暮れて、遊び疲れたその子を膝に乗せてたら、いつの間にかオレの膝の上で寝息を立て始めてしまった。
起こしていいものかどうか悩んで、やめといた。
オレも少し疲れたな。
大人達の輪に戻るのも億劫で、しばらくそのまま座っていたら、彼女がゆっくり近付いてきた。
「…お疲れ」
「ああ。遊び疲れて寝ちゃったよ」
彼女は、オレの隣に座って、眠るその子の髪を撫でる。
「ねえ、子供が出来たらさ、こんな感じかな?」
「…かなぁ?」
それって、ちょっといい感じかもしんない。
子供なんて、何考えてるかわかんないしクソ生意気だし…って思ってたのに。
家族なんてあっても邪魔なだけだと思ってたのに。
「意外と馴染んでて、ビックリしたんだけど。
ひかなかった?いきなり親戚とか呼ばれて」
「まーちょっと想定外だったけどね…
それよりもね、悪くないと思ってる自分にビックリ。
オレ自身も、こーゆーの似合わないって自覚してたんだけどな。
お前は、おとーさんにもおかーさんにも愛されて、周りの色んな人に囲まれて、ここで育ってきたんだな。
…多分それ、いい事だと思う。
オレにはないものだし、いらないと思ってたけど…
これから作れるのは、なんか嬉しい」
思った事を素直に言ったら、彼女も嬉しそうに笑ってくれた。
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