(はい、お母様!)
赤ずきんは元気に答えました。

母「オレが直接出向ければいいんだがな…
オレも仕事を休むわけにはいかない。
少々心配だが…頼んだぞ、赤ずきん」

赤ずきんは、お見舞いに新鮮な果物と焼きたてのパンを持って家を出ました。

母「いいか、森には獰猛な獣が住んでいる。
決して森には立ち寄るなよ。
お前のような若い娘は、狼どもの絶好の獲物だ。
捕まったら、食われてしまうぞ!」

お母さんは、赤ずきんにきつく言いつけて、仕事に出かけました。

赤ずきん3
赤ずきん2