白雪「んがああああああああ!!!!!」
王子「ぎゃん!!!!!!」
隣国の王子の唇が、白雪王子の唇に触れようとしたまさにその瞬間、奇跡は起こりました。
白雪王子の全身の皮膚がぷつぷつと粟立ち、激しい身震いと共に勢いよく起き上がったのです。
白雪王子の頭は、隣国の王子の顎を直撃しました。
白雪「なんだ今の!!!
なんか世にも恐ろしいおぞましい気配が…!!!」
大声で叫んで目覚めた時に、白雪王子の口からは、のどに詰まらせた林檎のかけらが零れ落ちました。
真っ青だったお顔に、徐々に血の気が戻ってきます。
小綱「よ、よかった!!
変なもの見せられなくてホントによかった!!!
白雪王子が生き返ったーーーー!!!
ばんざーーーーい!!!」
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白雪27