ゴッ!

と、鈍い音を立てて王様のこぶしが魔法の鏡に突き立てられました。
魔法の鏡は、砕け散りこそしませんでしたが、その表面にぴしぴしとひびが入ります。
それでも、魔法の鏡は痛みに耐えて黙り込んでいます。

王「どうしても言わねえつもりか…

ならば仕方ねえな。オイ」

猟師「はっ!」

王「白雪王子の居場所を探し出せ!!
今度失態を見せたら…」

猟師「死にます」

王「当然だ。行け!!」

猟師は急いで森へと出かけました。

王「…なぜ手加減して殴ったか…
わかってるな?魔法の鏡よ。
そのお得意の魔法で、白雪王子の最期を見届けるがいい。
その後お前も、仲良くあの世に送ってやる…」

白雪18
白雪17