結局白雪王子は、小人たちの家を追い出されてしまいました。

白雪「まったく、心の狭い奴らー。
しょーがねーな、しばらく野宿でもして過ごすか…」


その頃お城では、王様が魔法の鏡に映し出された一部始終をご覧になってワナワナと震えているところでした。

王「な…な…何をやっている貴様ァァァァァ!!!!」

猟師「も、申し訳ございません!!!!!」

王「のうのうと生きていやがるとは…
オイ鏡!!!

…白雪王子の居場所を教えろ。
てめえなら、これが森ん中のどこなのかわかってんだろ?」

しかし、魔法の鏡は決して白雪王子の居場所を教えようとはしませんでした。

王「てめえ…粉々に砕かれてえのか…」

王はこぶしを握り締めて魔法の鏡に向かいます。
それでも、魔法の鏡は沈黙を守り続けました。

王「いい加減吐きやがれ!!!」

白雪17
白雪16