白雪王子が死んだと信じたくない魔法の鏡は、その魔法の力でついに白雪王子を探し当てました。

(見える…間違いなく白雪王子のお姿が…!!
しかし…どこにいらっしゃるのかしら?)

魔法の鏡が見た白雪王子の姿は…

小さな家の小さな厨房に上がりこみ、勝手に食べ物を食い漁っている様子でした。

(泥棒かよ!!!!!

い、生きててよかったけど…)

白雪「あーよかった、ちょーどいいとこに家があって。
あやうく餓死するとこだったよ。

…ベッドもいっぱいあんなここ。
腹も膨れたし、一休みすっかー」

(何やってんだよ…)

常識はずれな白雪王子の挙動に、魔法の鏡はツッコみたくてしょうがありませんでした。

王「………なんだこりゃあ………」

魔法の鏡が映し出した白雪王子の姿に、王様は驚きを隠せません。

白雪13
白雪12