そんなのは…最初からわかってたことだ。

でも、なるべく考えないようにしていたのも、確かだ。

「今が楽しけりゃいいと、そう思ってんのかもしれねえが。
本当にアイツが大事なら、先の事も少しは考えた方がいいんじゃねえのか。

…傷が浅いうちに…と言いてえとこだが…もう遅いかぁ」

何も言い返さずにいるオレを置いて、スクアーロはふらりと立ち上がり姿を消した。

お前に言われるまでもない、わかってる、わかってるけど。

…わかってるつもりだけど。

半年9