「なんか、俺の出る幕じゃない感じするんだよな。
なんか力になってやりたいんだけど…
なんなんだよもー…やっぱ失恋なのかな?」
「んー…その言葉だけじゃなんとも言えんけど…」
「傷つけたって、どっちがだよ。
あの子の方が傷ついてるようにしか、俺には見えない。
相手が男なら、傷つけといて放置してんじゃねーよ!って一発ぶん殴ってやりたい!」
「まーまー、落ち着け落ち着け。
気持ちはわかるけど。
全然事情教えてくれないんじゃ、口出しできんわな」
「…ごもっとも。
話してくれるほどには、信用してくれてないってことかな…
そろそろ諦めた方がいい気はすんだけど、放っとけないんだよな。
…辛そうだから」
「結構な難関みたいだな。
まー、陰のある女にハマると、大変だぜ?」
「んー…そうだけど…」
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