(私の首にナイフを押しつけながら、彼は笑顔だ。
大きな口を歪めるように、笑う。

殺される。)

「ししし…顔青いけど?
イイ顔するじゃん…

ま、そんなワケだからさ、お前ら一般人とは、相容れないってワケ。

だから…友達ごっこは終わりな。
まあまあ楽しかったよ。
でも、ここまでだ」

(ふ、とナイフが首から離れる)

「じゃーね。
もう会うこともないだろ。
頭おかしいと思われたくなかったら、オレの事は口外しないようにな」

出会い182