(一日会わなかっただけなのに、なんか寂しい。
いつ会えなくなるかわからない人だった。
謎だらけの人だった。

…もう会えないのかな…

と思ったら、次の日、また彼を見かけた。


でも、彼は


包帯ぐるぐる巻きで、松葉杖を小脇に抱えてた。
痛々しく見えて、一瞬胸がズキンとした。


彼らしくなく、夕焼けに赤く染まった河原を土手に座り込んで見てた。
何してるんだろう?
声かけて、いいんだろうか。

なんか、雰囲気がいつもと違う)

出会い15