(次の日も、その次の日も、彼は私の前に姿を現した。
これまでは偶然出くわしただけだったけど、今度は偶然じゃなかった。
彼が、私を探して遊びに来るんだ。

そうとはハッキリ言われなかったけど、絶対そう。
タイミングがよすぎる)

「ねー、電車乗りたいんだけど。
乗り方、教えてよ」

「日本の若者はどこで遊ぶワケ？
教えてみ」

(とかなんとか、色々理由づけて、会いにくる。

彼と一緒にいると、常識はずれなことばっかして驚かされたり呆れたりの連続だ。

でも、ちょっと…楽しくなってきた、かも)

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