一人取り残されたシンデレラは、言いつけどおりにお掃除を始めました。
でも、華やかなお城での舞踏会のことを思うと、行ってみたくてたまらなくなってきます。

(今頃みんな楽しんでいるのかしら…)

膝を抱えてしょんぼりしているシンデレラの耳に、小さな声が聞こえてきました。

魔「…どうしたんだい?泣いてるの?」

そこには、黒いローブを身にまとった小さな影が…

魔「かわいそうなシンデレラ、僕はいつも頑張っている君の願いを叶えるためにやってきた魔法使いだ。
願い事は何?
なんでも言ってごらん。
僕が叶えてあげよう」

(か、かわいい…!)

シンデレラ8
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