(ごめんなさい王子様!!)
シンデレラは、王子様の手を振りほどいて、出口へと走りました。
王子「な…ちょ、ちょっと待てよ!」
王子様の声が少し傷ついているように聞こえて、シンデレラは胸が痛くなります。
しかし、もう立ち止まっている暇はありません。
シンデレラは、急いで階段を駆け下りました。
王子「待てって!」
王子様は走って追いかけてきます。
あまりに速いので、シンデレラは焦って階段に足を取られました。
(! 魔法使いさんにもらったガラスの靴が…!)
片方脱げてしまったのです。
しかし、それにも構っていられず、そのままトマトの馬車の待つ場所へと走りました。
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シンデレラ26