雪崩には気を付けろよ



雪崩が発生する前


雪崩の危険がある地帯に入る時にはストックのストラップから手を抜き、スキーなどの流れ止めは外す
ヘルメットのアゴひもを締め、ザックはヒップベルトとチェストを外すのが通説だが、雪崩に流された増合に木や岩に激突して大怪我や死亡することが多いため、プロテクターとしてしっかり背負った方がいいとの説がある


雪崩が発生した時


万一、雪崩に巻き込まれてしまった場合、発生と同時に退避行動を取らなければいけない
しかし、ほとんどの場合、逃げ出すことが出来ないだろうから大声で叫んで仲間に雪崩の発生を伝え、アバラングを装備しているならばマウスピースを咥える
ネックゲーターや目出帽を付けているならばそれで口元を覆い、流される時に口や鼻に雪が入らないように防御する
後は必死で雪崩の中をもがいて、とにかく抵抗する


雪崩が停止する直前


雪の流れるスピードが遅まったら、口の周りを手で覆い、雪崩が停止したら手を動かしてエアスベースを確保
可能ならば体も揺すって少しでも大きな隙間を作る
密度の高いデブリであっても雪の中には多量の空気が含まれたり、うまくやれば呼吸出来ることを覚えておこう




埋没時の窒息の主な原因は、吐き出した息により口の周りの雪が固まってアイマスクが出来てしまい、そこに二酸化炭素が蓄積し、酸素が透過しにくい状況になってしまうため
体の周りに少しでも大きなエアポケットを作っておくことで生存出来る時間が増す
ヘルメットの着用も効果が高い
エアポケットがないと35分後には死亡してしまうと言われている
雪崩