花闘(ファトゥ)
李氏朝鮮末期に朝鮮半島に伝えられた花札
日本から最初に伝えられた製品は任天堂製の花札であるという
現在はプラスチック製で、商標が桐ではなく、薄の光札(20点札)の満月内に書かれている(メーカーによる)、藤の札が逆向きになっている(これもメーカーによる)といった細かい違いがある
赤短には「紅短(ホンダン)」・青短には「青短(チョンダン)」という字がそれぞれハングルで書かれている
光札には漢字で「光」と書かれた赤い丸印が入っている
また桐を11月、柳(雨)を12月とみなす
他にパックの中に柳のカス札の予備や、ジョーカーに似た特殊なカス札が入っていることがあるが、実際のゲームには使わないことも多い
特殊なカス札は、手札やめくり札の中に出てきたら、それを自分の取った札に追加して(カス2枚または3枚に相当する)、山からもう一枚引くことが出来る
日本では伝統的なカードゲームといった地位に落ち着いている花札であるが、韓国では現在でも「3人集まれば必ず花札をする」と言われるほど人気があり、「国民ゲーム」と称されるほどである
こいこいを元にした「ゴーストップ」がもっとも盛んであるが、他に六百間や、おいちょかぶ系統の「ソッタ」なども行われる
花札は延辺朝鮮族自治州などの中国朝鮮族の間でも行われている
戦後韓国で花札賭博が横行し社会問題になった他、北朝鮮では花札は禁止されているという
花闘