(突然押し倒され、ねじ上げるように手首を掴まれる)
…どうして、俺の気持ちに気づいてくれないんだよ。
お前が他の奴らと仲良くするたびに、俺がどれだけ傷ついてると思ってるんだ?
あんな連中にお前が愛想を振りまいてるのかと考えるだけで虫唾が走る。
(手首を掴む力がギリギリと強まる)
でも、お前は優しいから相手を遠ざけるなんて真似、出来ねーよな…
…こんな形でしか想いを伝えられない自分が、心底情けねーぜ。
だけどっ、こうでもしなきゃお前は気づいてくれない。
誰よりもお前を想っているのは、この俺だって事…
…………………
(ふと手の力を弱めると、力が抜けたようにそのまま覆いかぶさって首筋に顔を埋めてきた)
っ……痛かったろ、ごめんな。
だけど、お前を誰にも渡したくないんだ。
(血走った赤也の瞳が、微かに潤んでいる気がした)
俺だけを見て、俺だけに笑いかけて、俺の事だけを考えていて欲しい。
お願いだ、○○…
ヤンデレ