随分と薄い包みだな。

…何かの券のようだ。



何……るのわーる…だと?


幸村「…?!」


柳生「ほう、西洋美術展のチケットですか。
   なかなかの大物を引きましたね、真田君。」


美術展と言うのは悪くないが、
西洋画となると…その、ちょっとな……

なぜなら、あれは少々破れn幸村「<●><●>」…ぬっ?!



幸村「…そうだよね。君なんかよりもずっと、ルノワールの価値を分かっている者がそのチケットを手にするべきだよね。
   けど、それは君が当てたものだ。

   だから、ルノワール展を楽しむ権利は君にこそある。
   

   それとも…せっかくの大事なプレゼントを、ただの紙切れにしてしまうつもりかい?」



あ、ああ…そうだな。お前の言う通りだ、幸村。
このチケットは有効に使わせてもらうぞ、○○。


幸村「うんうん。俺の分まで目一杯堪能しておいで?(ニコッ)」







(ところで、貴方が受け取ったプレゼントは…)


★ルノワール展のチケット