2017-04-22
予定通り、これより守矢神社へ取材に出掛ける。しかし急な取材だったため○○にそのことを伝え損ねてしまった。あまり気が進まないがこの辺りの警備は椛の担当だ、椛に○○を任せるとしよう。彼女なら○○を危険な目には遭わせないだろう。仕事の面では信用しているのだ、山に侵入してきた○○を見つけたのも彼女だし。まぁあのカタブツとプライベートを共に過ごしたくはないが。
どうにも私は彼女に嫌われているようだがその理由も恐らく彼女がカタブツであるのが所以だろう。真面目なのは良いことだが真面目過ぎても、かえって馬鹿だと思うのだけれど。
さ、○○は椛と上手くやっているだろうか
好感度は34%、○○と椛が知り合った。写真帳に写真を入れた
2017-04-23
ついさっき先日の取材の記事を脱稿したところだ。しかし今回の原稿は推敲にかなり苦戦した。私が記事を書く際は読者に伝わりやすいように言葉をかなり選ぶ手法(その結果誇張だ捏造だと言われることもあるが)をとるのだが、ひと月ほど前の「文々春新報」を没にした理由と同じく、「都市伝説異変」の影響が及ぶ可能性が少なからずあったため、いわゆる誇張表現をいつも以上に避ける必要が出てきた。そのため今回の記事の出来には少々納得がいっていない。普段の私ならもう少し濃い味付けをするのだが…。
このまま異変が長続きすれば私の業務にも差し障る。……とうとうこの射命丸文にも重い腰を上げる時が来たのだろうか
好感度は35%
2017-04-29
名は力だ、とつくづく思う。本日、外の世界から流れてきた美術の教科書に載っているとある画家の絵画を見たのだ。正直、この射命丸には美術の心得はないので子供の落書きにも思えるこれらの作品の良し悪しは判断しかねるのだ。しかしこのような作品はその画家の名だけで売れているのではないだろうか。その絵画の実際の美術的価値は不明だが、金銭的価値は画家の名によって変わる。もしこれが名無しの権兵衛が描いた作品であったとするのなら金銭的価値は皆無なのだろう。「素晴らしいものを生み出した芸術家が生み出した作品」に価値があるのであってその作品そのものに価値はない。名というものは恐ろしいものだ。
話は変わって、…これはしばらく前の話だが、文々。新聞のご意見箱に匿名でとある意見が寄せられていた。といっても意見というよりは謂れのない誹謗中傷であったのだが。生産性のない批判ですらないただの言葉。これの送り主が大天狗様であったのならばそれはそれは力強く、有り難い御言葉となったかもしれないが、この「ご意見」の主は名無しの権兵衛なのだ。力などない、有難みなどもってのほかだ。名も無き者に力はない。
ところで私は文々。新聞を発刊する清く正しい「新聞記者、射命丸文」という名前なのだが、あなたの名前は?
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2017-05-01
自分の新聞記者としての名には誇りを持っているつもりだ。一新聞記者としてはそれなりの力を持つ名である以上、私自身もその名に相応しい力を持たなければならない。私は今よりも強くなりたい。漠然としたゴールの見えない目標だが、山を抜け、様々な人妖と交流を持つことで新聞記者として、「私」として強くなることができるはずだ。
私が○○という外の世界の人間と触れ合っているのは伊達や酔狂ではないのだ。親鳥を失ったひな鳥がもがきながらも飛び方を覚えるように、私ももがいて足掻いて、今よりももっと強く、強く…。
私の記事は…「文々。新聞」はどこまで高く飛べるのか
好感度は37%
2017-05-05
外の世界では今はゴールデンウィークという連休期間らしい。しかし現在、妖怪の山では激務が続いており、事務仕事まで鴉天狗に回ってくるという始末だ。普段は鴉天狗であることに誇りを持っている私だが、こういう時には外界の人間を羨ましく思ってしまうのだが、しかしそれも少々仕方のないことではないだろうか。こうもやり慣れない仕事を続けていると流石に気が滅入ってしまう。
あーあ、私も家でだらけたい。ひとまずはパパっと飛んで○○の所にでも行って、仕事の疲れを癒やしてもらおうかな
好感度は38%、話題4追加
2017-05-20
なんと、二週間以上もこの文花帖になにも記していないではないか。私としたことがどうしたのだろう。これが俗にいう五月病という奴だろうか。気を付けなくては。しかし六月病という言葉は聞いたことがないので恐らく六月になれば治るだろう。
さて皆さんご機嫌如何でしょうか。病は気からという言葉もあります、あんまり気張りすぎずに今月も乗り切りましょう。射命丸文より愛をこめて
好感度は39%
2017-06-01
はい、五月病治りましたー、治った治ったー。うん、よし。気合は十分。そろそろ元の調子を取り戻していこうじゃないか。もう梅雨の時期にもなってくるのでお日様を拝める機会もしばらく減ってしまうが、せめて心の中の天気だけでも晴れでなければ。今日も元気に清く、正しく。
元気があればなんでもできるとは言わないが、元気がなければなんにもできないしね。
好感度は40%
2017-06-13
朝一の入稿を先ほど済ませてきたところだ。昨夜のうちに修羅場を乗り越え、なんとか間に合わせることが出来たのでほっと胸を撫で下ろす。印刷担当の天狗に小言を言われたが気にしない。
疲れたものの、晴れているせいかなんだか目が冴えてしまった。○○は今日も来てくれるかな?いやいや、今日は私の方から会いに行こう
好感度は41%
2017-06-23
本日は休みということで山で休暇を楽しむことにした。なんというか、「清涼」という言葉が相応しいほど過ごしやすい一日だった。これから夏が来るとはなんとも考えづらいものだ。
そういえば今年は梅雨らしい梅雨が来なかったような気がする。今日の涼風の性質もどことなく秋っぽかったような……?
少々引っかかるものがあるが、なんらかの異変の前兆と断ずるのは早計か。ただの異常気象かもしれないし、夏を告げる妖精か何かが寝坊しているだけかもしれない。まぁなんにしても、梅雨がなかったおかげでメモ帳がシワシワにならなくてよかったわ
好感度は42%
名前:射命丸 文
好感度99%
むしろフェイバリット!
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