●●
「誰から出す?」
マクギリス
「自信はある。私が先行でも構わないよ」
内海
「こういうのって先に出した方が負けるよな」
みやこ
「定番だよね」
マクギリス
「黙りたまえ!」くわっ
●●
「ではマクギリスから」
愛
「待って●●・・・判定は私がしていいかしら?」
●●
「3号。構わんが、随分と自信があるようだな」
愛
「当然よ!私はかつて神の舌を持つと言われていたアイドルよ?」
さくら
「え?初耳・・・」
●●
「なら任せる」
香純
「私も食べたいルン」ぐううう
万梨阿
「てめぇなんでも美味い言うとやろ」
●●
「もう少し我慢してくれ」
マクギリス
「お嬢さんの舌に合えばいいが」すっ
愛
「こ、これは・・・!」
マクギリス
「納豆ごはんだ」
さくら
「なして!?」
愛
「嘘でしょ!さっきの大豆をこんな短時間で・・・?」
マクギリス
「冷蔵庫にあったのを使った」
内海
「それありなのか!?」
●●
「構わん、大豆に変わりない」
みやこ
「いいんだ・・・」
マクギリス
「さぁ、ご賞味あれ」
愛
「納豆はともかく、ごはんかぁ・・・炭水化物は苦手なのよね」
ひなた
「なんで審査する気になったんだ?」
愛
「いただきます・・・」もぐもぐ
さくら
「ど、どう?3号ちゃん・・・」
愛
「美味しい!納豆特有の嫌な臭みや粘りがなく食べやすいわ!」
マクギリス
「そう、不要な要素は除去すべきだ。節分だけに鬼は外・・・この店でいえば」ちらっ
母親
「吐きそう・・・」うーん
ビスケット
「・・・・・・」
草加
「高評価みたいだね」
ビスケット
「俺も負けないぞ!」ことっ
愛
「こ、これは・・・!」
ビスケット
「納豆パスタです」
さくら
「また納豆!」
愛
「なんで二人して納豆なのよ!?被ってるじゃない!」
●●
「二人とも俺と一緒に師匠の元で和食を習ったからな」
さくら
「ばってん、これパスタ・・・」
ビスケット
「代々続くパン屋を継ぐため和食を習ってイタリア料理を極めたんだ」
愛
「もうツッコミきれないわ・・・実食しましょう」ちゅるちゅる
たえ
「うがう?」
愛
「うん美味しい。納豆特有の以下略」
花
「さっきと同じ」
さくら
「神の舌とは・・・」
愛
「兄弟弟子だけあって味付けが似てるわね。臭みや粘りも同じ理由でとったのかしら」
ビスケット
「ええ・・・」ちらっ
母親
「水ちょうだい・・・」
●●
「それで3号、判定は?」
愛
「そうね・・・美味しかったけど、どっちもどっちだわ」
マクギリス
「この私がビスケットと同等だと言うのか!」
ビスケット
「引き分けじゃ困りますよぉ」
万梨阿
「こいつが審査しとっても良かったんじゃなかか?」
香純
「およ?」
愛
「うーん・・・というか物足りなさがあるのよね」
●●
「そう言うと思って俺も作っておいた」
さくら
「わーい!私も食べたか♪」
●●
「納豆ごはんと納豆パスタだ」
さくら
「同じ!」
果たして味は