【2020年3月某日】
幸太郎
「はい、というわけでフランシュシュには卒業式に出てもらいます」
さくら
「えぇと・・・いきなりどやんしたとですか」
愛
「卒業式って・・・何から卒業させるっていうのよ?」
純子
「人生からはすでに卒業していますけどね♪」
●●
「フランシュシュにゲストとして卒業式で歌ってほしいという事だ」
サキ
「そん卒業式ってまさか」
リリィ
「え!●●ってもう卒業しちゃうの?」
●●
「俺はまだ1年ある」
ゆうぎり
「そうなると、一つ上の人達になりますなあ」
たえ
「がう」
さくら
「●●くんの先輩たちやね。というと・・・」
サキ
「万梨阿や美沙やな」
愛
「あと生徒会の人たちもだったわよね」
●●
「そうだ。元会長には特に世話になったからな」
ゆうぎり
「なんや、えらい恩に感じてはりますなあ」
純子
「人助けされる●●さんにしては珍しい気もします」
リリィ
「高校からの付き合いなんだよね?何があったのかリリィ気になるな☆」
たえ
「うあう」うんうん
●●
「そうだな。仕事を依頼する以上は事情も聞かせねばいかんか」
愛
「あんたの依頼なの!?」
●●
「俺が高校に入ったばかりの頃だ」
【2018年、春】